いよいよ明日。上映会のおしらせふたたび
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特別上映&竹田信平監督トーク
●7月8日(金)上映スタート 20:00~ (開場19:30)
●CAFE★LAVANDERIAカフェ・ラヴァンデリア都営線・新宿三丁目駅C8出口1分
●料金1000円(ワンドリンク付)
●http://cafelavanderia.blogspot.com/search/label/MAP
メキシコ・ティファナを拠点に映像・美術の製作を行っている竹田監督もお見えになります。
以下、2009年メキシコ・ティファナで開催された竹田監督の美術作品<α崩壊>
「国民」の歴史から抹消された<在外>被爆者らの記憶をテーマにした作品に戦慄を覚えた。
被爆者の記憶を<声紋化>する執拗な作業。
瓦礫のなかに声紋化=<物質化>された<記憶>を屹立させる作業。
3月11日以降の原発事故は、爆風・熱射とその後にわきおこる火によって黒いすすも昇ることがない/なかったことにされている。福島と、広島・長崎の原爆体験と関連づける想像力を奪われがちである。
現在進行している原発事故は、完全冷却したとしても予想つかないほどの放射能が数100㎞圏内に延々とふりそそぐ。
わたしたちがここ3月余りに直面した/ている事態は、ほんの序章にすぎない。
放射線核種の、30年、何兆年という「半減期」。いまだ人類が経験したことのない「内部被曝」「低線量被曝」にこれからさき何年も何年もつきまとわれることになる。
α崩壊、核兵器の亡霊、冷戦の亡霊
原子力事故は、「暴力」の意味を根底的にくつがえしてしまった。
じわじわと「平板化」された「暴力」。まのびした「暴力」。
<α崩壊>の広島・長崎の在外被爆者の「声」と「身体」を扱った作品を前にすると3月11日にはじまる「まのびした暴力」をどのようにわたしたちの身体が受け止めるのか、刻印するのかという問いにひきずりこまれる。
「終わりからはじまった旅に、終わりはない」